『Mr. Fanboy』は、Auau Thanaphum(アウアウ・タナプーム)が演じる毒舌の主演俳優サードと、Save Worapong(セーフ・ウォラポン)が演じる推し活に忙しい大学生ワンのペアを描いた、芸能界が舞台のタイBLドラマです。
ワンの趣味は、新進スターのナインを追いかけて写真を撮ること。いわゆるガチのファンボーイです。
ところが憧れのナインが主演するYシリーズの助演オーディションに受かってしまい、推しの「シップ相手」である毒舌俳優サードと、現場で毎日顔を合わせる羽目になります。
最初は反発しかなかった二人が、共演を重ねるうちに変わっていく。
そして華やかに見えた業界の裏側と、推しであるナインが隠している何かが、少しずつワンの前に姿を現します。
原作はlittlebbear96による人気小説で、制作は『Cutie Pie』などを手がけてきたDomundi TVです。
この記事では『Mr. Fanboy』について配信・放送予定・キャストの最新ガイドをお届けします。
カップリングは、サード(毒舌の主演俳優:攻め)×ワン(推し活する大学生:受け)です。
サード(攻め)×ワン(受け)
推しのシップ相手と、推し活していたはずのファン。
Mr. Fanboy はどこで見れる?配信情報
長らく「2026年8月」としか分かっていなかった配信日は、8月29日(土)で確定し、そのとおりに始まりました。
そしてiQIYIの日本版で作品ページを開くと、タイトルに「完全 日本語字幕」と出ます。VPNなしで、日本語字幕つきで追いかけられます。
なお話数は当初「全10話」と伝えられていましたが、正しくは全12話で、完結は11月14日です。
『Mr. Fanboy』の配信情報を以下の表にまとめました。
| 配信・放送 | 配信状況 | 備考 |
|---|---|---|
| iQIYI | 配信中(毎週土曜・全12話) | 独占配信・日本語字幕あり。タイ時間23:30=日本時間翌1:30にノーカット版を更新。8月31日時点で第1話まで公開 |
| One 31(タイ地上波) | 2026年8月29日〜毎週土曜22:30(タイ時間) | タイ国内向け。日本からは視聴できません |
タイでは地上波One 31が22:30、iQIYIのノーカット版が23:30という二段構えです。
日本時間に直すと土曜の深夜1時半にノーカット版が上がるので、日曜の朝いちばんに観るくらいがちょうどいいペースだと思います。
Mr. Fanboy を無料で視聴する方法
Domundi作品はiQIYI独占が基本なので、完全無料での全話視聴は期待できません。
iQIYI側の表示も「独占配信」で、続きを追うならVIP登録が前提になると考えておくのが無難です。無料枠の有無や料金は変動するので、最新の条件は作品ページでご確認ください。
ただし、お金をかけずに作品の空気を掴む方法はちゃんとあります。
約1年前に公開された14分20秒のパイロット版と各種ティザーが、YouTubeで無料公開されたままです。パイロット版は520万回再生されていて、尺も内容も普通に1話分の満足感があります。
「有料登録する前に自分に合うか確かめたい」という方は、まずここからどうぞ。
なお、以前この記事では日本からの地域制限に備えてVPNをご案内していました。iQIYIの日本版に日本語字幕つきで入ったため、その必要はなくなりました。

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「8月配信」としか出ていない時期が長かったので、日付が出たときは本当にほっとしました。しかも日本語字幕つき。待った甲斐がありました。
※本記事の情報はすべて2026年8月31日時点のものです。
Mr. Fanboy の予告動画(トレーラー)
最新のティザーは、Domundi系の公式チャンネル「Mandee Channel」で公開されています。
短い尺のなかに、撮影現場の張り詰めた空気と、カメラを構えるワンの浮かれた顔が交互に差し込まれる構成でした。
公開から約1か月で視聴回数は約40万回、高評価は約2.6万(2026年7月現在)。高評価率がかなり高いのが印象的です。
さらに本作は、約1年前に公開された14分20秒のパイロット版が視聴回数520万回を記録しています。
配信前の作品でこの数字は、率直に言って異例です。

まずパイロット版から観てください。14分あるので普通に1話分の満足感があります。
Mr. Fanboy の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル(原題/英題) | รักสุดใจนายแฟนบอย(Rak Sut Chai Nai Faenboi)/Mr. Fanboy |
| 配信開始 | 2026年8月29日(土)/11月14日完結予定 |
| 話数 | 全12話(毎週土曜更新) |
| 1話あたりの尺 | 約50分 |
| 配信PF | iQIYI(独占・日本語字幕あり)/タイ地上波One 31 |
| レーティング | 18+(iQIYI表記) |
| 監督 | Kla Nathawat Piyanonpong(クラー・ナタワット・ピヤノンポン) |
| 制作会社 | Domundi TV |
| エグゼクティブプロデューサー | Kittipat Champa |
| 原作 | littlebbear96『Mr. Fanboy』 |
企画が発表されたのは2025年2月のDMD Line Upイベントで、構想から配信まで1年半近くかけている長期プロジェクトです。
2025年11月にiQIYIの2026年ラインナップ入りが発表され、2026年2月20日にクランクイン。
MyDramaListのタグにはFandom(ファンダム)、Entertainment Industry(芸能界)、Cold Male Lead(冷たい攻め)、Rivals To Enemies が並びます。
つまり本作は、芸能界の内幕モノでありながら、「ファンである側」を主人公に据えたという点で、よくある業界BLとは立ち位置が違います。
制作のDomundi TVは『Cutie Pie』シリーズなどで知られる大手で、キラキラした画作りとファンダム運営のうまさには定評があります。
Mr. Fanboy のあらすじ
大学生のワンには、少し熱心すぎる趣味がある。新進スターのナインを追いかけ、その姿を写真に収めることだ。
ある日ワンは、憧れのナインが主演するYシリーズの助演オーディションを受ける機会を得る。
現場で待っていたのは、ナインのシップ相手であり、口を開けば刺のある言葉が飛んでくる主演俳優サードだった。
二人は顔を合わせた瞬間から衝突する。それでもワンがオーディションに受かってしまい、嫌でも共に仕事をする関係になる。
互いを知るにつれ、ワンは目の前の生意気な男を違った目で見るようになっていく。
自分でも理由が分からないまま、気づけばサードの視線を避けている自分がいる。
一方でワンは、カメラの外側から憧れていた業界の現実にも触れていく。眩しく見えたその世界は、思っていたほど綺麗ではなかった。
そして、推していたはずのナインもまた、何かを隠していた。
憧れは、どこで恋に変わるのか。そして推しの正体を知ったとき、ワンは何を選ぶのか。
二人の行方は、ぜひ本編で確かめてみてください!
Mr. Fanboy の相関図とカップリング(topとbottom)
『Mr. Fanboy』のカップリング(topとbottom)は、サード(Third)×ワン(Wan)です。
攻め(top):サード/Auau Thanaphum(アウアウ・タナプーム)
20代の主演俳優で、ナインとBLシリーズのシップを組んでいる人気者です。
実力も人気もあるぶん態度は大きく、口を開けば刺のある言葉が出てくるタイプ。MDLでも「Cold Male Lead」とタグ付けされています。
カメラの前では完璧な陽キャ、下りればすぐ不機嫌になる俺様。男前で傲慢で、なのに時々ふっと優しさが漏れるクーデレ寄りのツンデレ、というのが今のところの見立てです。
受け(bottom):ワン/Save Worapong(セーフ・ウォラポン)
10代の終わりか20代前半の大学生で、ナインを追いかける熱心なファンボーイ。カメラを持って現場を追いかけるのが日課です。
憧れの側にいたはずが、いつの間にか撮られる側に立たされてしまうという転倒が役の芯になっています。
サードより年下で、業界人から見れば地味で平凡な一般人。天然な物言いで刺のある先輩を怯ませ、健気に助演の仕事をこなすうちに、いつの間にかほだされている——そんな流れが目に浮かびます。
そして忘れてはいけないのが、ナイン/James Supamongkon(ジェームス・スパモンコン)。
ワンの推しであり、サードのシップ相手であり、そして何かを隠している人物です。
「推し」と「恋する相手」が同じ現場に並んで立っているという配置が、本作の関係図を一気に複雑にしています。
なお、AuauとSaveは AuauSave(アウアウセーフ) というペア名で活動しており、公式・ファンともに #auausave のタグを使っています。
Mr. Fanboy の俳優情報
サード役/Auau Thanaphum Sestasittikul(アウアウ・タナプーム・セーターシッティクン)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ニックネーム | Auau(アウアウ) |
| 名前(英語) | Thanaphum Sestasittikul |
| 名前(タイ語) | อู่อู๋ ธนภูมิ เศรษฐสิทธิกุล |
| 出身 | タイ・パトゥムターニー |
| 国籍 | タイ |
| 職業 | 俳優・歌手 |
| 所属 | Domundi |
2024年の『Your Sky』の助演で俳優デビューした、Domundiの新しい世代です。
俳優業と並行して歌手としても活動しており、本作が実質的な初主演作にあたります。
デビューから2年で主演、しかも「毒舌でクールな人気俳優」という難しい役どころを任されているあたり、事務所からの期待の大きさがうかがえます。
ティザーを観るかぎり、刺のある台詞を言うときの口角の上げ方がすでに様になっていました。冷たい役は表情の情報量を絞らないといけないので、ここが安定していると安心して観られます。
- Instagram:https://www.instagram.com/auautnp/ /@auautnp
ワン役/Save Worapong Walor(セーフ・ウォラポン・ワーロ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ニックネーム | Save(セーフ) |
| 名前(英語) | Worapong Walor |
| 名前(タイ語) | เซฟ วรพงษ์ วาเลาะ |
| 国籍 | タイ |
| 職業 | 俳優 |
| 所属 | Domundi(DMD GEN 4) |
| 学歴 | バンコク大学 コミュニケーション&ニューメディア専攻 |
Auauと同じく2024年の『Your Sky』から本格的にキャリアを始めた俳優で、Domundiの第4世代にあたります。
『ChermChey』(2026) へのゲスト出演を挟み、本作で初主演。2026年は『The D Dorm』にも名を連ねています。
大学でメディアを専攻しているという経歴が、「カメラを持って推しを追いかける学生」という役にそのまま重なるのが面白いところ。
フォロワー125万人を超えるInstagramを持っており、主演デビュー前としてはかなりの動員力です。
- Instagram:https://www.instagram.com/savewrg/ /@savewrg
ナイン役/James Supamongkon Wongwisut(ジェームス・スパモンコン・ウォンウィスット)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ニックネーム | James/JamesSu(ジェームス) |
| 名前(英語) | Supamongkon Wongwisut |
| 名前(タイ語) | เจมส์ ศุภมงคล วงศ์วิสุทธ์ |
| 国籍 | タイ |
| 職業 | 俳優・歌手 |
| 所属 | Domundi/DEXX |
| 学歴 | カセサート大学 農産業学部 |
3人のなかで最もキャリアが長く、『Bed Friend』のウア(Uea)役で広く知られる俳優です。
2020年の『Oxygen』助演でデビューし、そこから主演級へ。2025年6月にはDomundi初の俳優ベースのボーイズグループ DEXX のメンバーとしてデビューし、1stシングル「Clang Clang」をリリースしました。
アパレルブランド「BlackDaisy」も運営しており、俳優・歌手・経営者と活動の幅がいちばん広い人です。
今回演じるナインは「新進スターであり、何かを隠している」という役どころ。表向きの完璧さと裏側の翳りを両立させる必要があるので、キャリアのある彼が置かれているのは納得の配置です。
- Instagram:https://www.instagram.com/james.spmk/ /@james.spmk
Mr. Fanboy のおすすめ度(配信前の期待度)☆☆☆☆☆
おすすめ度:★★★★☆(推し活・ファンダムを題材にしたBLが好きな人に特におすすめです!)
BLドラマのファンが、BLドラマの撮影現場に入っていく。
この一行だけで、企画としての面白さがほぼ決まっていると思っています。
※この星は予告とあらすじを見た時点の期待度で、視聴後の評価ではありません。第1話を観たあとの追記は、このセクションの後半に続けています。
期待できる材料は多いです。
まず注目度。MyDramaListのWatchersは10,467人、人気ランキングは#2405(2026年8月15日時点)。配信前の作品としては相当な数字です。
ちなみに同じ8月配信のタイBLでも、WeTVの『NOUR』はWatchers 1,937人。5倍以上の差がついていると言えば、この作品がどれだけ待たれているか伝わるでしょうか。
そしてパイロット版の520万回再生。約1年前に公開された14分の映像がこの数字を叩き出しているのは、企画そのものにファンが付いている証拠だと思います。
制作がDomundi TVというのも心強い。『Cutie Pie』以降、ファンダムの温度を理解した作りをしてきた制作会社が、よりによって「ファンダムそのもの」を題材にするわけです。
加えて『Bed Friend』のJamesが第三の軸として入る布陣も贅沢。
★ひとつを引いた理由は、座組みの未知数です。
配信日と話数が出て不透明さはかなり減りました。それでも★5にしないのは、期待の高さがそのままリスクになっているからです。ここまで盛り上がった状態で始まる作品は、ちょっとの粗も大きく言われます。
それと、主演2人がともに初主演であることも、期待と同じだけ不安があります。芸能界の裏側という重めのテーマを背負わせるには、まだキャリアが浅い。
そこをJamesとDomundiの座組みでどこまで支えられるか、というのが実際の評価の分かれ目になりそうです。
わたしの感想と考察
わたしがこの企画で一番よくできていると思うのは、入れ子構造です。
考えてみてください。この作品を作っているのはDomundiです。
Domundiは、俳優どうしをペアで売り出すことをビジネスの中心に置いてきた事務所です。今回の主演2人も、実際に AuauSave というペア名で活動しています。
そして作中では、ナインとサードが「シップ相手」として売り出されている設定になっている。
つまりDomundiは、自分たちが現実にやっているビジネスモデルを、そのまま物語の題材にしているわけです。
これはかなり大胆だと思います。ファンダムを描くということは、自社のファンダムを鏡に映すことでもあるので。
しかもあらすじには「華やかに見えた業界の裏側はそうではなかった」「推しのナインすら何かを隠している」とはっきり書かれています。
BL制作会社が、BL制作の内幕の、それも綺麗ではない部分を描く。
自分の商売の裏側を自分で見せにいくという選択に、わたしはかなり驚きました。踏み込めばファンの夢を壊しかねないし、逃げれば嘘になる。
もうひとつ考えたのが、主人公ワンの立場です。
ワンは最初、カメラを持ってナインを「撮る側」にいます。ファンとは、見る側の人間です。
ところがオーディションに受かった瞬間、彼は「撮られる側」に移動してしまう。
見る側と見られる側の境界を、主人公が物理的にまたぐんですね。
そして彼が恋に落ちる相手は、推し本人ではなく、推しのシップ相手であるサードです。
ここがうまい。推しと結ばれる話にしてしまうと、ただのファンの願望充足で終わってしまいます。でも「推しの隣にいた人」を選ばせることで、憧れと恋は別物だという主題が立ち上がる。
原題の『รักสุดใจนายแฟนบอย』は「心のかぎり愛す、ミスターファンボーイ」といった意味合いになりますが、その「愛す」がどこに向かうのかが、この物語の芯なのだと思います。
推し活をしたことがある人ほど刺さる作品になりそうで、配信前からかなり楽しみにしています。
第1話を観た時点での追記(2026年8月31日)
ここからは配信開始後の追記です。まだ1話しか出ていないので、★は配信前につけた★4のまま据え置きます。
配信前にいちばん心配していたのは「主演2人が初主演で、重めのテーマを背負いきれるか」でした。
第1話を観た海外の視聴者の反応を追うかぎり、その不安を先に潰しにきたのが冒頭の構成だったようです。
新作シリーズの出演者を並べてお披露目するオープニングから入る作りで、複数のレビュアーが「キャストの見せ方として完璧だった」と書いています。作品の中で作品を作る話なので、この入り方は理屈としても筋が通っています。
言及が集中しているのはオーディションの場面とバスルームの場面、そして最後のイチャつきです。
「演技も映像も話運びも上位」「Jamesがスクリーンに戻ってきたのが嬉しい」といった声が並んでいて、AuauSaveのケミストリーについてはほぼ全員が肯定的でした。
ひとつ印象的だったのは、あるレビュアーがワンを紹介するときに「サセンを擁護する気はまったくない。ただしワンはサセンではない」とわざわざ前置きしていたことです。ファンダムを題材にする作品が、扱いを間違えると何を踏むのかを、観る側もちゃんと意識しているのが伝わってきました。
数字も出始めています。MyDramaListのWatchersは配信前の10,467人から13,185人へ。第1話の話別スコアは9.2(58人時点)、iQIYI側の作品スコアは9.9です。
ただし総合スコアはまだ引用しません。配信開始から1週間は事前投票が混ざるため、当ブログでは1週間経ってからの数字を採用しています。この記事では9月5日以降に反映する予定です。
正直に書いておくと、いまの段階では絶賛の声にかなり偏っています。
賛否が割れる論点はまだ立っていません。ここまで期待値が高い作品は、粗が出たときの反動も大きいというのが配信前に★を1つ引いた理由なので、その答え合わせは第2話以降に持ち越します。
こんな人に特におすすめ!
- 推し活・ファンダムを題材にしたBLが好きな方
- 芸能界の内幕を描く作品に興味がある方
- 毒舌でクールな攻めと、素直で天然な受けの組み合わせに弱い方
- Domundi作品(Cutie Pie/Bed Friend など)を追ってきた方
- 『Bed Friend』のJamesの新しい役どころが観たい方
Mr. Fanboy まとめ
『Mr. Fanboy』は、推しを追いかけていた大学生が撮影現場に迷い込み、推しのシップ相手である毒舌俳優と恋に落ちていくタイBLドラマです。
配信はiQIYI独占で、2026年8月29日にスタートしました。全12話・毎週土曜更新で、完結は11月14日。日本語字幕つきで配信されているので、VPNは要りません。
パイロット版が520万回再生、MyDramaListのWatchersは13,185人と、注目度は2026年夏のタイBLでも屈指です。
いきなり課金するのが不安なら、まずはYouTubeに残っている14分20秒のパイロット版から。あれで合うと思えたら、本編に進んで大丈夫です。
推しを追いかけていた人が、推しの隣にいた人を好きになる話です。その気持ちの移り方を、毎週土曜の深夜に見届けていきましょう。

